春爛漫の季節を迎え、正門の花々が子ども達を待っていたかのように、色とりどりに美しく咲いています。この輝かしい春の日に、４５名の１年生を迎え、全校児童３５６名、１３学級で令和７年度がスタートしました。保護者の皆様には、お子様のご入学、ご進級を心よりお祝い申し上げます。
今年度、校長として２年目となりました、菊地陽子と申します。昨年度は、新任校長として新たな視点をもち、学力向上、教育環境の充実等、様々な取組を重ねて参りました。保護者の皆様、地域の皆様の温かなご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
本校は昨年度より、川口市教育委員会から２年間の「学力向上」の研究委嘱を受け、国語・算数を中心に、子ども達が「できた」を感じる日々の授業改善、教職員の資質向上に向けた取り組みを進めて参りました。アンケート調査からは、子ども達自身の学習意欲の向上、各種のテスト結果からは基礎的な知識の定着が見られるようになりました。学力向上を初めとした様々な取り組みは、保護者の皆様、学校運営協議会の皆様からも大きな評価と期待を寄せていただいております。今年度は研究の成果を発表する年となっております。これまでの取り組みを更に充実・発展させ、全職員と力を合わせて教育活動に取り組んで参ります。
さて、今年度も校訓（学校教育目標）、学校経営方針の具現化に向け、「知」「徳」「体」のバランスのとれた質の高い教育と地域に愛される開かれた学校づくりを推進し、子ども達の「生きる力」を育んで参ります。そして今年度から新たに、「目指す学校像」を「一人一人のよさを伸ばし 学びを広げる 上青木南小学校」と設定しました。
子ども達一人一人には、それぞれの「よさ」があります。それらは、子ども達の様々な可能性を大きく広げる基盤であると考えています。何よりも、教師が確かな指導力と熱意をもって一人一人の子ども達に真摯に向き合うことを大切にしていきます。そして、高い志をもった教師が、子ども達一人一人がもつ「よさ」に目を向け、本人や周りの子ども達に具体的に、繰り返し伝え、子ども達が自分の「よさ」を自覚し、自信をもって学びを広げることができるようにしていきます。本校の児童の「よさ」の一つに、「他者と積極的に関わること」が挙げられます。子ども達同士の「協働的な学び」はもとより、学校応援団、外部講師の更なる活用も更に充実させ、学びを豊かに広げながら目指す学校像の具現化を図って参ります。
保護者の皆様、地域の皆様方には、今年度も本校の教育活動にご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
